AT小型限定普通二輪免許取得記3日目

前回は5月18日です。今日から技能講習が始まります。

まずは昼の4時限目から。遅れないように早目に来ました。基本的にこれは通っている間ずっとでした。

教習原本と配車券と教習手帳と免許を準備して待機。これも基本ルールです。

10分前に前の時間の教習生が出終わったところで、入れ違いにすぐに入室。名乗ると今日の指導員に呼ばれます。教習1時間目ということで、まずは装備の説明から。

まず指導員から無線レシーバーを渡されます。当然のことながら、二輪教習は指導員が隣に乗ることはできず、並走するのがせいぜいで、基本的に離れています。その中で指導員からの指示が聞こえるように、担当指導員に合わせてch設定されたレシーバーとなっています。これを斜め掛けしてイヤフォンを耳にかけます。

次に、装備置き場に案内されます。胸部プロテクター、ゼッケン(これは車種と段階によって色やデザインが変わるという注意があります。)、肘プロテクター、膝プロテクター、グローブの代わりの軍手、そしてヘルメットです。ヘルメットは持ち込み推奨ですが、潔癖とか出なければ借りれば良いと思います。なお、借りれるヘルメットはジェット型です。

最初なので装備を付けおわるとまもなく教習開始時刻に。

四輪免許持ちで、原付に乗っていることも確認されると、じゃあ大丈夫だねという感じで教習スタート。

引き起こしを難なくこなすと、操作方法は分かる前提で早速スタート。指導員について走ります。排気量が大きくなって車体が若干大きくなったと言っても、50ccの感覚があれば難なく乗れるというのが実感。排気量の問題ではなく、車種の違い、特にクラクションとウインカーの位置関係、加減速の加減には慣れる必要があります。それもたかが知れています。

この時間の実施項目は1~11、13~15。

  • 1. 車の取り扱い
    • 車の支え方
    • スタンドのもどしかた、かけかた
    • 車のとりまわし
    • 車の引き起こし
  • 2. 自動車の機構と運転装置の取扱い
    • 自動車の各装置の仕組み、働きと走行の原理
    • アクセル、ブレーキなどの取扱い
    • 計器類の見かた
    • エンジンのかけかた、止めかた
    • その他の装置の名称、取扱いかた
  • 3. 運転姿勢
    • 乗車および降車の方法
    • 正しい運転姿勢
    • 目測による距離感のとりかた
  • 4. ブレーキ操作のしかた
    • 後輪ブレーキの使いかた
    • 前輪ブレーキの使いかた
    • 前・後輪ブレーキの同時使用方法
  • 5. 発進および停止のしかた
    • 発進の手順
    • 停止の手順
    • アクセルとブレーキの調和の手順
    • 転倒防止の上手な足着き
    • 加速の方法
    • 減速の方法
  • 6. 安全走行
    • 二輪車の死角と四輪車の死角
    • 情報のとりかた
  • 7. 円滑な発進・加速
    • 発進に伴う合図および安全確認
    • アクセルおよびブレーキの調和のしかた
    • 円滑な発進・加速
  • 8. 速度の調節
    • 指示速度による周回コースの走行
    • 周回コースの直線、カーブの安定した走行
  • 9. ブレーキ操作
    • エンジンブレーキ
    • ブレーキの種類に応じた停止
    • 目標に合わせた停止
    • 短距離の連続した発進・停止
  • 10. バランスのとりかた(直線)
    • 姿勢のとりかた、視点のとりかた
    • 安定した走行
  • 11. バランスのとりかた(曲線)
    • 姿勢のとりかた、視点のとりかた
    • 安定した走行
  • 13. 坂道の通過
    • ブレーキの使いかた
    • 坂道における重心の移動
  • 14. 坂道における停止および発進
    • 坂道でのブレーキ操作
    • アクセルおよびブレーキの調和
  • 15. オートマチック車の運転
    • 安定した運転姿勢のとりかた
    • 発進と停止のしかた
    • 加速と減速のしかた
    • 低速走行時のアクセルとブレーキの調和

こうやって項目にしてみるとずいぶんとたくさんのことをやっていることになりますが、原付に乗っていれば普通にやっていることばかり。難しいことは何もありません。指導員はやりかたを言わなくても出来ると分かった部分はやることだけを言ってくるし、こちらもそれで出来るので、どんどん項目が消化できている感じです。一本橋も落ちることなく所定の5秒以上に対して7秒くらいかけて走れました。

コース的にも一通り走った感じです。二段階でやる、交通法規を踏まえた走行もやっていることになるし、急制動もやって距離超過無し。

始める前は不安だったものの、やっている間に自信が出てきました。

終わりの時間が近づいたので走行は終了。装備を外して戻ります。ほどなく終業の鐘が鳴って、あっという間に1時間目が終わりとなりました。

一旦教習所を離れて昼食と休憩を取り、その後の時間つぶしは教習所内にて。

空き時間の間に、入校手続きの時に決めたスケジュールを一部変更できないか相談。6月後半の一部日程が固まり過ぎて他の用事も含めると仕事を休み切れない予感がするので。ただ、やっぱり半月以内の空きは全然ないので、なんとか1時間だけ仕事が休みの日に移動できました。これがかなり大きかったですね。やはりスケジュールコースで出来るだけ早めに詰め込むと、実際に行くのは大変な場面が出てきます。そういう意味で、入校手続きは実際の教習をやる時期より早めにやって、少ない日程に固めるなりして教習日の間隔は適度に開けた方が良いと思います。有休取得は週に1日までで済むような日程が妥当でしょうね。

9時限目になり、ようやく2時間目。

2時間目はシミュレーター講習です。シミュレーター講習の場合、装備の着用は不要です。また、教習生は2人で行います。

この時間の実施項目は12。

  • 12. 車両特性を踏まえた運転
    • 傾きを意識した走行など
    • 路面の読み方、カーブの読み方

1時間目とは打って変わって、1項目のみの消化となります。

イメージ的にはゲームのような感じで、動かない本体に乗って、画面が動きます。

危険を体験するものなので、カーブを曲がり切れなかったり、横風にあおられたり、砂利道だったりを走行することになります。教習生が交替で運転し、お互いの運転を見学するので、自分が全部を体験するわけではありません。ちなみに、ATとMTで変形できるようになっているので、自分はATですが、相手がMTなので、そんなのも面白いですね。小型、中型、大型の差はありません。

運転後にリプレイ映像で場面を振り返りつつ指導員が解説をしますので、半分技能、半分学科みたいな雰囲気もありますが、あくまで技能に位置付けられています。

コース走行していた教習生が戻ってきても教習は続きます。装備を外す時間が必要無いので、余裕を見ない感じです。

最後に、「このコースを覚えてきてね」という紙を渡されました。2つのコースがあり、次回は1つ目、2段階に入ったら2つ目も運転するので、まずは1つ目を覚えて、2つ目は1つ目の応用のようなものなのでこれも覚えて、とのこと。

ほどなく終業の鐘が鳴って、またもあっという間に2時間目が終わりとなりました。次は6月13日です。